The Diary of

Compression TALK... since 2000/07/20


2004/05/21
『すべては、ロマンス。』

雨だ。
しかも台風と来たもんだ。
あいにく釣りに行く予定も無いから良いけれど
雨でぬれてしまうジーンズの裾が気に入らない。
渋谷の交差点でぶつかり合う傘も気に入らない。
ふと立ち寄った喫茶店で傘を取り違えられるもはもっと気に入らない。

でも、雨には悪気は無い。
ぬれてしまった髪先をきれいなハンカチで拭きながら
「ごめんね、待った?」
なんて、待ち合わせに遅れてきたりする可愛い女の子ならもっと良い。
アスファルトを割って咲いている名前もわからない小さな花なら、さらに良い。
雨を避けて駆け込んだカフェで、後から入ってきて隣に座った女性が
「すごい雨ですね!」
なんて、気さくに声をかけられたりしたら、勢い余って映画でも誘おうか?
とか考えちゃう下心見え見えの自分も結構良い。
あの子と一つの傘で、渋谷の円山町辺りに消えていくはかなり良い。

すべてはロマンスだ。
限りなく潤いのあるロマンスだ。
雨に生命の起源のエロティシズムとロマンスと
無神経な都会でのライフスタイルを足すと、中途半端な大人によく似合う。
恋とか愛とか、後から見つければいい。

すべてはロマンス、
限りなく潤いのあるロマンス。


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