| 『見知らぬナンバー 後編』
その電話は、女性の声だった。
「もしもし●×△□★・・・システムと申します。」
マニュアルを読み上げたような、早口のよくわからない会社名は
当然ながらどんな会社なのかを推測できるようなものでは無かった。
「は?」
と、僕がいうと先方は
「お客様の有料サイトの料金未払いの件についてご連絡申し上げております。」
あー、きたきたまた来たよ。僕はすぐにそう思った。
「いったい何の事ですか?有料サイトなど使用した事もありませんし、わかりませんが?」
「過去にお客様が利用された有料サイトの代金が未払いとなっておりまして、
このままですと強制的に請求という形をとらさせていただきますが・・・?」
「だから、そういったサイトの利用もありませんし、何の事かわからないんですが?」
「でも記録があるんです。」
さすがにぶち切れそうになった僕は
「あ、そう・・・だけど、こっちがどこの誰だかわかって電話してるの?」
「わかってます。」
「じゃあ、言ってみな?」
「では、ちょっと確認させてください。お客様のメールアドレスは・・・・。」
なんだ?質問と答えが違うじゃないか?と思いながら、
電話の女性が確認するといって言ってきたメールアドレスは僕のとは全く違う違うものだった。
「僕のメールだドレスじゃ無いけれど?」
「おかしいですねぇ?」
おかしいのはそっちの方だ!
「いずれにしても、使っていないものは使っていないし、どう考えてもおかしいよ。」
「では強制的に回収に伺いますが?」
「どうぞ、来れるものなら来てください。こっちは出るところ出てもかまいませんから。」
電話の女性も半ば逆切れ状態で
「わかりました。ではよろしいですね。」
「はい、どうぞ!」
そんな5分程度のやり取りで電話が終わった。
よく考えれば、この不景気な社会でこんなに回収方法の曖昧な支払いシステムでは
まともな会社である訳が無い。
しかし、これで払ってしまう人が居るって言うのだ・・・。
もしあなたにこんな不当請求の直電があった場合は、
本当に使用していないのなら、堂々とそんな事は無いと言えば良いし、
それでもしつこくするようだったら、出るとこ出るぞ!って言ってやれば良い。
ただ、決して自分の住所や家の電話番号、本名などは伝えてはいけない。
もし「住所を教えろ!」と来た場合には、
「そんなもん、そんなに回収したいのなら業者でも何でも頼んで、自分で調べろ!」
と言ってやればいい。
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